海に すくったコップの水を流す 何にも変わりない と思うのか 頬に 水玉を飾る 鏡に 何にもおごりない 私、許してしまうのか 雨を見兼ね去る僕は 遠く ぼやけても 見つけました たとえ 途絶えない梅雨が来て 君が窓を閉ざしても 雲超えず掴める星 偽物だよ でも握りしめて 代わりにどうか必ず 気づかぬうちに 届けてほしいけど 足音立てず ドア開けるみたい 何にも言わない 街は空気 橙色 空に 勝手な気持ちを重ねても 何にも悪気ない 私、許してしまうのか 0を知る 果ての僕は 暗く 深くても 聞こえました たとえ 治らない風邪をひき 君が声を無くしても 雲越えず掴める星 偽物だよ でも握りしめて 代わりにどうか必ず 気づかぬうちに 届けてほしいけど