名前さえ知らないいつものやつら ノイズ吹かしながら集まってくる 週末ごとのレース目当てさ 午前3時過ぎの工業地帯 くわえタバコみたいな煙突が並ぶ コールタールの風が鼻につく 怪しげな静けさと黒い雲 天気予報 今夜から 嵐になると警告が Oh この街のルールに潰されたくない 誰のためでもなく 自分になるためスピード上げる <♪> ガソリンアレイから来たと カタコトの男 左耳に3つのピアスをしてる 同じニオイを感じるヤツさ たった400mのゲームの中に トマトみたいに潰れる人生が見える だけどチャンスはこれしかないさ 明日の朝 新聞に載るヤツが 一番のヒーローさ きっと今夜はキメてやる Oh 現実を認める心を蹴りつけ 焼けついたエンジンオイルの ニオイに駆り立てられる <♪> 夜の闇がオレを攻める もっと速く速く 汗ばんだTシャツ乾いていく頃 遠い空からまた同じ 朝陽が昇ってゆく