雨があがった道を 傘を手に持って歩く 水たまりからのぞいた 自分飛び越え 立ちはだかった壁は 思ったよりずっと高く あきらめるしかなかった ぼやけて見えた夏の虹 沈む夕日を背に飲みこんだ 涙でかかる七色のアーチ 赤く染まった目をこすり歩く このくやしさ全部消えるまで がんばり過ぎた今日も 評価されることはなく 早く時が過ぎればと つぶやいた日々 耐えられず ゆがんだ その顔を 記憶に残していつまででも 映る影を見ながら飲みこんだ 涙でかかる七色のアーチ きっといつか彩り鮮やかに あなたにも輝き続ける