退屈が友だち…と うそぶいていつでも アウトロー気取っていたね 新聞の片隅に 7行のニュースで あの子の青春が終る 海沿いのカーブから君のバイクが あゝ夏に消えた ねえ 何を隠したかったの 街角に背を向けて あゝ愛だけで救えないものが 哀しいけどあるね 第三京浜の立橋を 渡るたび涙が 心に棘を刺すのよ 隊列(なかま)から脱ける日も Vサイン 夜空に 突き立て見送っていたね 最後までひとりでは哀しかったね あゝごめんなさい… 淋しさ分ってあげたら 友だちでいられたの…? あゝ座れない椅子がひとつだけ 青春にはあるね ねえ誰に話したかったの 眼を閉じたその時に あゝ座れない椅子がひとつだけ 青春にはあるね