陽の満ちるこの部屋 そっとトキを待つよ <♪> 気づけば俯瞰で眺めてる箱 同じ目線は無く いつしか心は白色不透明 雪に落ちた光も散る 雲からこぼれる冷たい雨 目を晴らすのは遠い春風だけ アザレアを咲かせて 暖かい庭まで 連れ出して 連れ出して なんて ね 幸せだけ描いたお伽話なんてない わかってる わかってる それでも ね そこへ行きたいの <♪> 難しい数式 誰も頼らず 解いて明かしてきた 当たり前だって思っていたから 何も疑わなかったけれど 今 季節が終わろうとしても ついてくるのは自分の影ひとつ 凍りついた道を 花の雨で埋めて 迷わないようにちゃんと 教えて ね 奇跡だけで出来た完全結晶はない だからそう ひとつずつ ゆっくりと手をつないでいくの 胸に貼りついたガラス 融けて流れる 光あふれる世界 もうすぐ <♪> ひとりで守っていた 小さなあの部屋は 少しだけ空いている場所があって ずっと知らなかったんだ ふたりでも いいんだって わからずに待っていた あの日は もう 雪解けと一緒に春にかわっていくよ 透明な水になって そうして ね アザレアを咲かすよ 長い冬の後に 何度でも 何度でも 陽の満ちるこの部屋の中で