いばらの檻の中で泣き続けてる君を どうしたら僕たちは 慰められるのかな 手を伸ばして頭を 撫でてあげたいけれど みんな剌が怖くて 近寄る事も出来ない 大丈夫 頑張って 立ち上がれ 無責任な言葉を叫んで投げつけてく そんなんじゃ届かない聴こえても 届かないよ 僕らは立ち尽くす 誰かがそっと呟く 諦めようじゃないか これだけやってもダメじゃ きっともう無理だから やがて僕を残して みんな帰ってしまった いばらに抱かれたまま 君は泣いているのに 誰もが痛いのは嫌だから 自分を守って生きてゆく ただそれだけ だからこそ頑張って差し出した その腕は ひとりを救うんだ 刺に傷つきながら 腕を君へ伸ばしてく 過酷のさきへ もうすぐその髪へ指が届く 血に濡れた手のひらで 君の頭を撫でてく 涙声が少しずつ小さくなったら 大丈夫 頑張って 立ち上がれ 自然と零れた言葉だけ 君に贈るよ 君はまた泣き出してちょっとだけ 微笑んでくれた 僕らは立ち上がる 誰もが痛いのは嫌だから 自分を守って生きてゆく ただそれだけ だからこそ頑張って差し出した その腕は ふたりを繋ぐんだ