帰り道は 心が躍った トンネルの向こうの 広い世界が見えた ちっぽけだった あの子の存在も 言葉も視線も 私の存在も あの日流した涙を泳いで渡った先に 沢山の知らなかったものがあって 投げつけられた石を 一つずつ積み上げて空を あぁ 目指したんだ 私達の世界は 箱庭みたいだ でもそれが全てで ありったけの今を生きてるんだ 私に有って 君に無い物がある だからこそ 同じ高さで話せたらいいな 笑えたらいいな 「ちっぽけだった」 流れ着いた先で 振り返ってみて 初めて気づくんだ 心臓のリズムが違うだけ 思い出が違うだけで 特別なんてもんは 存在しないんだと あの日流した涙は 今も染み付いたままで 困難に立ち向かう勇気になった 投げつけられた意思の 本当の意味をもう一度 あぁ 考えたんだ 私達の世界は 箱庭みたいだ でもそれら全てに 途方も無い過去と物語が 私にあって 君にも同じように だからこそ 同じ世界を歩けたらいいな 笑えたらいいな トンネルの向こうの世界には とてもキレイな虹が かかるらしいんだ 平凡な出来事だけれど 誰もが7色を美しいと言うんだ 抜け出して イメージして 海を渡るその先で どこかの 誰かの 今日を思い描いてみるんだ 違っていて 同じでいて どこか似ているような そんな誰かは泣いてないか 世界を愛せてるか 私達はいつだって 間違い探しをしてるみたいだった わかりやすいように 記号を振って 目を閉じてみれば 言葉とか視線とか その存在も そう ちっぽけだった 私達の世界は 箱庭みたいだ でもそれが全てで ありったけの今を生きてくんだ 私に有って君に無い物がある だからこそ 作っていけると 胸を張って言えるよ 私達が同じ高さで話せる世界を 笑える世界を