埋めた土を掘り起こす手は 黒く硬くひび割れてしまっていい 暖かいのは君が冷たいせい 擡げるたびに崩れるのが 白く硬くひび割れてしまうほどに 風を呼ぶから鳥は撃ち落した この手を振りほどくだけならいい 君を再び殺すくらいなら 這い上がれはしない深い場所へ きっと全てがそれで終わるの 罪をきせた黒服たちは 白百合を手に賛美歌を歌うから アタシは逃げた煙が消えるまで 残らないはずの躯にも しぶとく根を張り巡らそうとする 愛など歌う花はもう咲かないでしょ う この手を振りほどくだけならいい 君を再び殺すくらいなら 這い上がれはしない深い場所へ きっと全てがそれで終わるの この手を振りほどくだけならいい 君を再び殺すくらいなら 這い上がれはしない深い場所へ きっと全てがそれで終わるの