孤独は君がくれたものだよ 冷めた手からそう聴こえた気がした その熱に触れているのに なぜか嬉しくて笑ってしまう その目は僕を見つめていた 差し込む光のようだった それは魔法みたいに消えた 胸につかえた言葉の形 君が僕に触れた時から まるで違う色を放っていた 息を呑むほど眩しくて 怯えるほどに愛しかった だからね 孤独は君がくれたものだよ 僕もまた 君にあげる 心が息を止める度に 見つめた両目を聴く度に 熱の継ぎ目にキスするように 君を想う度 近付いていける 寂しさはきっと愛しいもの 繰り返しながら埋めていくよ 滲むその目に映った僕を 君の中に見付けたんだ その心の全てを見ても 僕らがひとつになることはない それでも今 傍にいたいよ いつか離れる日など遠ざけて 心が息を止める度に 見つめた両目を聴く度に 熱の継ぎ目にキスするように 君を思う度 近付いていける 寂しさはきっと愛しいもの 繰り返しながら埋めていくよ 滲むその目に映った僕を 君の中に見付けたんだ