懐かしい声 振り向く いつかの様に 照れくさそうな君が微笑む 呼吸が止まる 少しだけ頬を赤くした 小さなその仕草に見蕩れた やがてふたりの目が合えば 恋に落ちた瞬間の快感を 覚えてるでしょう 言葉を失くした悦びを 今を全部捨て去って 脱ぎ去って 抱き締められたら 甘い衝動 委ねて 読み掛けの本に挟んだ栞の様に あの頃のふたりが蘇る 白昼夢の中 何度も繰り返し見た 手を伸ばせば消えそうな幻 君に今また触れていいの? 明日になればきっと それぞれ守るべきものの元へ それでもどうか今だけは 君の潤む瞳が誘う秘密のランデブー 時間が止まる また動き出す 恋に落ちた瞬間の快感を 覚えてるでしょう 忘れられやしないんだから 今を全部捨て去って 脱ぎ去って 抱き締められたら 甘い衝動 委ねて 君の声に揺られて