拝啓 あなたの 光差すその背中 前後右往左往死角なしです 2時間目のベル なぜか鳴ることがなく 右手のペンも止まったままで お前は誰?誰々? 授業内容さえ冴えなくて 時間を抱いたまま眠る 気付いて 気付いて 感情迷子になってもう一度 ボロ布を着飾り舞い降りた 傷だけ 埋めてよ 窓を染める黒い空が 流れゆく雲間の隙間から 霞んで消えた 拝啓 私の 夢を追う交差点 ガラクタの中から掴んで 4時間目のベル 鳴り続き止まらない 黒板の文字も読めません 気付いて 気付いて 感情迷子になってもう一度 このまま雨に濡れ曝け出し 傷だけ 埋めてよ 窓を染める黒い空が 流れゆく雲間の隙間から 霞んで消えた そばにいて 離れないで 当たり前を 止めるのが怖くて 手を解き 走り出す 白の青春 どうぞ塗りたくって 私は誰?誰々? お前は誰?誰々? 日々の惰性にダレダレても前向き 全知全能たるもの 授業内容さえ冴えなくて 時間を抱いたまま眠る 気付いて 気付いて 感情迷子になってもういいや ボロ布を着飾り舞い降りた 傷つき 疲れた 降り注ぐしぶき雨が 最後のベル鳴らし たどり着く理想郷が