ドラマを見るのが好きだった 甘いハッピーエンドに浸っては 眠るのが好きだった 窓から差し込む光とそよ風が 朝を教えた 布団の中さえ冷えていた朝に 誰にも会いたくなくなって 太陽を睨んでいた 結露越しの街に 白い翼を見た その四肢を見た 間違いなくあなたは私の天使だ 甘いエンジェルヘイロー 仰いだ哀れなサクリファイス 幸福の定義さえ覆るほどに綺麗な その瞳に 全てを奪われた もう嫌んなったの全部 今はひたすらあなたと もっと もうちょっと居たいなって 思った 暗いほうは見ないで抱きしめた ドラマを見るのが好きだった 甘いハッピーエンドに浸っては 眠るのが好きだった 窓から差し込む光とそよ風が 朝を教えた 此処に無いもの 此処に居ない人 凍った床のワンルームから 連れ出してくれたら 甘いエンジェルヘイロー 噛んだ憐れなアノニマス 幸福の定義さえ覆るほどに 薬漬けでも構わない 夢を見たいだけだ もう嫌んなったの全部 今はひたすらあなたと もっと もうちょっと居たいなって 思った 暗いほうは見ないで キスをしたのさ 間違いなくあなたは私の天使だった 光差すバルコニーから 手を伸ばした 掴んだんだ、確かに 今際の際にて とろけた哀れなサクリファイス 幸福の定義さえ覆るほどに綺麗な その瞳に 全てを奪われた もう嫌んなったの全部 今は ひたすらあなたと 「いっそ、天国が見たいな」って 笑った 暗いほうは見ないで 飛び立っていくのさ