ひとりきりペダルこいでた 僕はどんな日常を目指した 何度も転んで人は強くなれるなんて 言う そんなことはなくて そんなことはなくて 足を止めて ここから見てた 遠いあの頃 ふたりだったら行けた 行けたと思う どんな坂でものぼれたと思う 若草の匂いがした いつもの通りに生えてた 踏まれていく 踏まれていく 人は何も振り返らず 遅刻して出ることもない いつも眩しい陽が差した 人よりまじめに生きていくことで 損することはない そんなことはなくて そんなことはなくて 足を止めて ここから見てた 時計も買った 最後に巻いて 思い出してたんだ 時は流れて 君とだったら行けた 行けたと思う どんな坂でものぼってみせる 君とがよかった 君がよかった 君を見てるから 君と似てるから すり切れてる指が痛い そんなことばかり気にした ペダルだけを無心でこぐ 僕らはもう終わってしまうから