神は誰を救いたもう 白赤黒の星を点滅させて 愉快に笑っているだけだ 運命なんてものがあれば 僕はこの体を捨ててまでして君を 捜したりはしないさ 星々のメッセージ 誰かに伝わったのか 僕の孤独を消してもいらない 僕は君を追って走ってゆく まだ見ぬ世界も駆け抜けてゆく 花の咲く大海原を越えて 配列された虹の空を渡り 研ぎ澄まされた感覚で進め 風にはがれ落ちてゆく体で この僕に残ってるものはなに? 君を好きなたったひとつの魂 神は誰を救いたもう 水の底で誰かが斧を 落とすのをじっと待ってるだけだ 二時間半の瞑想に 出てきた猫は僕と同じ声で 「ここは寒い場所だね」と告げる 星星のゲートには 待つ人もいない 閉じてゆく扉をひとり見てたんだ 僕は走る走る走る走る どんな世界も走る走り抜ける 花の咲く大海原を越えて 配列された虹の空を渡り 研ぎ澄まされた感覚で進め 風にはがれ落ちてゆく体で 強くなんてなかったのにいつも 僕は走る走る走る走る まだ見ぬ世界も駆け抜けてゆく いつか君に出会えたそのときに 僕に残されているものはなに? 君を好きなたったひとりの僕 ただひとりの僕