底つきた潔白 血を搾取して どうせ痛くもないくせに何も きっとこのまま空に落ちる なんて悲しい目をして それでも夢も愛も望むの もう何も言わないで そして瞬く間に燃え尽きる僕を 忘れて笑ってくれ できるだけ 底つきた潔白 血を搾取して どうせ痛くもないくせに何も きっとこのまま空に落ちる 植え付けられた雨音に混ざった 手頃な泥水を売ってみせて ジャンル分けされた命と 空に落ちていく蛍は泣いている なんて悲しい目をして それでも夢も愛も望むの もう何も言わないで そして瞬く間に燃え尽きる僕を 忘れて笑ってくれ どうして見えないまま 何も届かぬまま 耳障りな音が僕を殺すの ただ今は一人で地を這う僕さえ もう忘れてくれ 目先は一つになれなかった 飢えている酸素に泳ぐ 口先で傷付いて眠る 胃の中の金は消化できない ほら誰かの心臓が泣いている そして瞬く間に燃え尽きる僕を 忘れて笑ってくれ できるだけ 底つきた潔白 血を搾取して どうせ痛くもないくせに何も 枯れた雨音に混ざった 手頃な泥水を売ってみせて ジャンル分けされた命と 空に落ちていく蛍は泣いている なんて悲しい目をして それでも夢も愛も望むの もう何も言わないで そして瞬く間に燃え尽きる僕を 忘れて笑ってくれ どうして見えないまま 何も届かぬまま 耳障りな音が僕を殺すの ただ今は一人で地を這う僕さえ もう忘れてくれ 落ちそうなこの空に舞う 夜明けにはもう僕はいない ただ今は一人で地を這う僕の この命を抱いてくれ