うつろいゆく景色 変わらない思い 変化と反復の果てに 僕らどこへまでゆくのだろう 世界は永きに積み上げられたリズム 偉大なる先人達の夕暮れ越えて 世界は上書きされ続けたメロディー 新しい朝日を紡いでいかなくっちゃ かの日の素晴らしき思い出を胸に 袂確かめたなら 心震える道を行く 記憶は不条理に思い歪められて 僕はジャックデリダの様には 進めない ヴィトゲンシュタインの様な詩を 歌えたなら センチメントの海に溺れ 心震える道を行く 溢れ出る喜びと 大いなる悲しみを 背負ってようやく 今日を歩き出せるだろう 戻らない時間ばかり 取り返せない思いばかり こんなに多く強くなって ようやく歩き出せるだろう うつろいゆく景色 変わらない思い 変化と反復の果てに 僕らどこへまでゆくのだろう 鋼の様に強く 硝子の如く脆い しなやかに軽やかに 明日を歩き出せるだろう