朝焼け ドアを叩く 東雲色 光が突き差す 昔の景色を 時間は進むばっかで 記憶は薄れる一方で 文字だけが残っているんだよ 「負けたくないし 分かっていたいし」 思い返すのは 日々で積み重ねた 時間じゃなくて 言葉でもなくて ふと香る風の匂い 眩しい夕日 愛しさだと思うんだよね 聞こえてない声も分かっているよ 僕はどうすればいい 何を思っていればいい ずっと困っていさせてよ 弱い声を繋いだままで 待っていたいし 変わっていたいし あの夜も 未だに越えれなくて おはようも おやすみも 意味が見出せなかった 何も変わらないんだろうね 「負けたくないし 分かっていたいし」 思い返すのは 日々で積み重ねた 時間じゃなくて 言葉でもなくて ふと香る風の匂いだと思うんだよね 口約束なんてそんなもんだよ 霧がかかったようにおぼろげなまま で まだ消せてないんだよ この世界から無くなっちゃう様で 大人になんて なれないままで 思い返すのは あの日にした約束だ 時間が経って 感覚だけが残って 君の体温 それだけ だと思うんだよ 「負けたくないし 分かっていたいし」 思い返すのは 二人で積み重ねた 時間じゃなくて 言葉でもなくて ふと香る風の匂い 眩しい夕日 愛しさだと思うんだよね