二人で知らない各駅停車に乗って 君と観た景色は確かに綺麗だった 本当の気持ち伝えられるかな 厚紙の切符を握った 形が変わるくらいに 君を愛していた 一つになんかなれなくてもいいよう に 隣にいるから 「嫌いになって欲しい」と 言った君も全部好きだよ 君と塗りつぶしたあの長い夜に 夢を見ることを知って 焼けつくように感じた あの気持ちが苦しいの 溺れるくらいに二人濡れていた もう戻らない夏 一向に出口が見えないこの世の中で 同じ最後を望んだ 人はいるだろうか? ゆっくり進もう 息を合わせて 一生続くこの道を 君の心の空洞に 色を足してあげられたらな いつか一緒に 過去を振り返ろう そして明日を知ろう 日々の中で絡まった 皆んなの気持ちが邪魔なの 君は君なんだよ そして変わらない その手の温もりを感じたよ 変わらない優しさで 「嫌いになって欲しい」と 言った君も全部好きだよ 君と塗りつぶしたあの黒い夜に まだ諦められない 交わらなくたっていいよ どんな君も全部好きだよ 今まで過ごして乗り越えてきた 記憶にまた溺れている