ここへは二度と訪れないと そんな気がしてる乾いた朝 「いや、いいや」 何度も見送った背中見えた 足どりはいつも通り重く 最後まできっと このままで過ぎてゆく 言葉にできないままこの気持ちは アルバムの中挟んで押し花にして 苦味すら色褪せてゆくんだ 勇気がなくてうしろめたさに 距離が離れてって悲しくなって 痛みはだんだんと鈍く 今は大丈夫 そんな気持ち見透かしてか 君が振り向く 「またね」と呟き 去ってゆく君を見て 何気ない言葉とわかっていても あの日の「また明日」が 恋しく感じて この世界終わるまで揺らいだ