街は燃え盛り 彼は遠くへ行く 濡れた指先を拭う 彼は行く 見えない消えない癒えない傷痕 紅 周りを蝕むの I know "明日には平和だ"と この世には夢がある そいつを叶える 為に精進してきてきたよ 雨に打たれど叩かれど神に縋る 事だけはしなかった 両手両腕両足を使っても救える 命に限りがあって 運命という言い訳を 言い聞かせていた 街は吠え盛り 右へ左へと 風と共に誘うの 何処へ行く 悲しみ憎しみ苦しみこの滲み 果たして何処から此処へ来た You know? 平和の為この世の為街の為誰の為 善と思ってして来た事も偽善と 言われ嗤われて 唖然 立ち尽くした僕に自然は 雨をぶつけて 「見ない」し「聞かない」し 「言わない」し「知らない」し この街はこの街は 紅 街は変わらずに 夢ばかり見せた 何もしないこの街に 運命を 街は燃え盛り 彼は遠くへ行く 拭いきれぬ赫い手と 火の元は彼にある