産まれ落ちたが運の尽き 次へと迫るは劣等 欠けた我が身の所為と擦る 逃げた月日の閃光 背を向けて 地を覗く 前に伸びるは影だけ その時見えたのは 己の中の灯火 大都会夜景の 一粒に一人の 営みが在るとするなら するならば きっと「綺麗」で見落として 仕舞ってしまったものも ずっと 華麗に街を包む 世の中の陰も ぱっと「嫌い」で逸らしていた 憂い顔も ほんのちょっと好きになれる 兆しが強く 孤独を愛していた そんな自分を愛していた 元から無いものに 縋る自分がいた "美しさ"理由がある 光だけでは蕪雑だ 不幸と思いたい 陰を見つめて気付いた 大都会夜景の 一粒に一人の 営みが在るとするなら するならば きっと「綺麗」で見落として 仕舞ってしまったものも ずっと 華麗に街を包む 世の中の陰も ぱっと「嫌い」で逸らしていた 憂い顔も もっとぐっと抱きしめる この身果てようとも