長く伸びた影 暗くなるまでに そうかからないね 耳打ちして くだらないことに 頭を抱えた 僕をいつも通り 笑いながら テレパシー 目と目で 通じ合えたなら 思うだけの ただの二人 時には君を 知り過ぎたつもりなのに 瞳の奥に 何もかも分からなくて 名前を書いて消していた頃みたいに 呼び合うこともしないまま 夜はふける 止まらない砂を かき集めるような 季節をいくつも 通り過ぎて 変わらずそのまま 通じ合えたなら 思うだけの ただの二人 時には君を 知り過ぎたつもりなのに 瞳の奥に 何もかも分からなくて 名前を書いて消していた頃みたいに 約束さえもしないまま 夜はふける