「ファイティングポーズ 割と様になったなぁ おいそこの坊主」 って おっちゃん言うてくれたな 分かってんねん こんなん形だけで いわゆる本物には かすりもせんのよ ちょっとぐらいは やれてきたって 自負みたいなんもあるねんか やのに 現実 見たら 食らっている 腰が砕けるパンチを 立ち上がる 意味さえ見失うほどの 認めてもうてる あなたの涙と汗を ノックダウン寸前 積んできた努力に 流し続けて来た 血のしょんべんに 世界が応えて すべてかみ合って 大逆転!って勝利を あげたいのに もう限界 ほんまに限界? 「最近はどうよ?」 誰に訊かれても 自分騙す屁理屈 妙にうまくなったわぁ カウンター狙って 虎視眈々と隙うかがってんねん って なんで なんで 打たへんねん 追っかける背中を どんどん遠く思うのは まだ自分が 前見てるから って なんの慰めやねん 日和っている 経験から来る予測に 困っている 割と幸せな日々に 認めてもうてる あなたの涙と汗を かつてこなせなかったノルマを こなし続けている今の自分を そろそろ休ませてやらなきゃって 労い始めた そのお前に 勝ちたい もう限界って お前 狼煙をあげんかい あげんかい あしたのためにのパンチ 覚えたての頃のお前に なんて言う? なんて言う? 確かに 食らってはいる 腰が砕けるパンチを 認めてもいる あなたの涙と汗を 弱ってくる 気づかぬ間に身も心も すり合わせ方 学んだお前を 付き合い方を 覚えたお前を 笑ってやる 肺がちぎれそうでも 挑んでやる 前人未踏の日々に ビビっている 激しくビビっている 後ずさりしそうな足をしばいて そらしてまいそな視線を据えて 紛れのない 異論のない あの時から何一つ変わらない 勝利を あげたい もう限界 ほんまに限界? 知るかい 狼煙をあげんかい あげんかい ほんまに限界? そんなん知るかい 狼煙をあげんかい・・・ ほんまに限界?