周波数が合っている どれだけ通い詰めただろう 知らない場所はないから お目当てまで一目散 転校生のエピソード 誰より世界を知ることが あの頃の僕らには 格好が良く見えたから 大きくなったら この町の一番になるんだと 言ったなら 笑うんだ 100円11枚のメダル持って 駆けだした 周りに何かを言われたって 別に構わないんだ 勝負はだいたい勝てないよう 仕組まれてたって知らないよ 飲み込まれていく純真と おこづかいの中 僕の欲しかったもの そう あれも 全てがあったのは そう アーケードだった 何でも揃っているのに 笑うんだ 世界を知ってるみんなが 笑うんだ たくさん思い出があった あったんだ 屋上へ上る階段 途中の踊り場は 放課後2人だけの 秘密の場所だった しばらく経って会ったなら 言葉も交わさずつれないよ やり直すことはできない 淡い胸の痛み 100円11枚のメダルは もういらないよ 新しい季節になったら ここを出ていくんだ 見慣れた町にさよならを 少しの意地に背中押され どこにも売っていないようなものを 探しに行くよ 行けるかな