冬の朝の公園で 空っぽのべビーカーを 小さな君が押していた夢を見た 眠りを誘う 指から指へこぼれる 首筋から耳たぶにかけて 心で 言葉は置いていこうかな 心を見せ合うために これが最後のバス 君を迎えにいくための最後のバス 君を迎えにいくよ 一人で あたたかいところ 君はいつもそこにいるね 嬉しそうにほおばる チョコレートアイスクリーム 宿りの森 ベルリンの教会 僕はボリビアの丘で 彗星が見たい それだけ 次の瞬きで すべて報われたら 生まれたままでいいよ 美しい心と身体を祈っている 何も間違いじゃないよ 僕らは どんな風に泳げるかが わからないから すぐに溺れてしまう 「少し離れて壊れそうに歌うのよ」 「違う人みたい?」 「違う人みたい」 「心で?」 「心で」