そのさなかに 見た光を まだ憶えている 風邪をひくつもりで 生きてみるか だれも傷つけず 百通りのできそこないを ベッドの上並べ それなりに愉しく だましだまし 過ごしてみたけど あきらめることだけ やたらうまくなったな 見えるだろ そこからも 吹きさらしの 濡れた雑誌に うつるのはだれだ くだらないすべての アイデアを カラスがつつくだろう なさけない姿で 不甲斐ないいのちで 歌うのを赦して 広い駐車場 高く伸びた草 かきわける 昼の月 死にたくなるぜ 違うな 生きていたいのか ああ これ以上 恥を晒してどうすんの なにひとつさまにならず それでいて 言葉は 喉元でくすぶる 歌えるよ ごめんね