Track by大石晴子
小さな夜 もう余韻が部屋を浸していた 手持ち無沙汰 着替えもせず そこまで出てみれば 青白くて冷んやりした サテンのような月が明かす 私の影ひとつ この街は初めて無音になる 光の重さをイメージして このまま 何にもかも見せてくれるなと 呟いてた 心のひだや 明日の遠さ 月を睨む私がここにいる 誰が知ってる この街を初めて走ってる どこへ行くのか 影が弾んでいる 鼓動が鳴る