冬解けから冷めていくその前に 気がつけば吐息は白く染まっていた 時間が二人を後押ししている 始まりを探すことさえも 忘れ求め繰り返す日々が 続けばいいと嘘をついた 違う屋根の下に 帰っていく二人じゃ 心模様は見えないね 何も手につかなかった 誰にも許されないとしても 二人惹かれ合っていくのは 季節が変わりゆくみたいに 必然のことだった 時計の針が止まったような毎日が 二人を突き放そうとしても 左心房の火は消えない 分かりきっていることさえ 愛しくなった 違う屋根の下で 眠りについていた 時を懐かしく思える 日がいつか訪れたら 誰にも許されないとしても 二人惹かれ合っていくのは 季節が変わりゆくみたいに 必然のことだった 戻れないと分かっている 戻れないと分かっているから 出逢ってしまう前には 戻れないと分かっている 戻れないと分かっているから さようならがすぐそこに 戻れないと分かっている 戻れないと分かっているから 出逢ってしまう前には 戻れないと分かっている 戻れないと分かっているから さようならがすぐそこに 冬解けから冷めていくその前に 冬解けから冷めてもその先も