窓の向こうに微睡む夕日 踵鳴らして 煙草を消した キスの香りを 気にするような 世界には 私はいない 呼吸する都市の中で循環する自分 点滅するネオン 灯り始める裏通り 苛立つ ほどに 着飾る ショーウィンドウ 「ねぇマネキンはどっち?」 問い掛けを追いかけ つないだ手 記憶すらスワイプ 塞いだ目 高いコーヒーと安くなった笑顔 伝わる熱とくすぶる体温 街並みに響く 孤独と欺瞞に乗せて 口紅にまざる 一生涯 消えない傷の跡 君の手前 傷ついたなんて言わないよ まぁ... 痛くないわけではないんだろうけど 影の射す君を照らす夜の町 彼と同じ 金のやりすぎで枯れた町 置き去りの愛想 独りきりの夜が寂しい 深いところに落ちて 迷うlabyrinth 灯りもつけず点けるPC 酔いたくもない 酒の代わり lean with 彼のために身につけていったmakeup 今更変えられないのは分かっていた なんて所詮妄想だ 死んだような顔ですれ違う 君についての 本当にそうなってしまいそうならば calling me 余計なお節介だったらごめんね 街並みに響く 孤独と欺瞞に乗せて 口紅にまざる 一生涯 消えない傷の跡