大人になった私たちの 待ち合わせ場所はいつだって 大衆酒場の隅っこで 八割は話飽きていた 汚くて目も当てられない 洗濯機の汚れみたいな話だって 帰り道の電車の揺れる音 一瞬悲鳴みたいに聞こえたよ 私のじゃないといいな 真夜中の闇に電車は走るけど それぞれの知らない朝に 向かっているとして それならば何も 何にも終わりじゃない すなわち終わり、始まりじゃない 間、真ん中、途中休憩さ アラームにしていたナンバーを 普段聞くとちょっぴり憂鬱になる 君も好きだって繰り返し聞いたのに みんな寂しいんだってようやく 気づいても 決して人の痛みがわかるように なれたわけじゃないんだね 真夜中の闇に電車は走るけど それぞれの知らない朝に 向かっているとして それならば何も 何にも終わりじゃない すなわち終わり、始まりじゃない 間、真ん中、途中休憩で 何はともあれ今日もお疲れさん