何故かあの人の気持ちがわかった 馬鹿みたいな態度も くだらないプライドも もう責められなくなっちまった 何かが始まるような気がしていた 振りかざした松明 振り返れば結局 なんにも起こってはなかった 訳もないのになんだか侘しい だけどあんまり 特別ひどいわけじゃないし しまった! ここには始まりも 終わりもないじゃないか 静かで ひとりだけ 響け変な歌声 街の中で しけた面のまま早く火を灯せ ねえ聴こえるだろう でたらめなコーラス いつかきっと 全部消えてなくなるから 見えなくなる前に愛してくれ もう何回でも でたらめなままで そう何回でも 向こう側 手を振るみたいに あれは引き出しに閉じ込めてた星 いつのまにかなくして 誰かの上で光って もう二度と手には入らないもの 誰かが簡単そうにやっていたから ひとつふたつ 試しすぐに見切りをつけて 飽きたふりをしたりした 笑われるから出来るだけ秘密に 嫌われるかな そんなにひどいわけはないか 隠した最後の一掴みのアレの在り 処を 知ってんのはひとりだけ 寝静まった奴らの枕元で 場違いのまま早く火を起こせ ねえ聴こえるだろう 騒がしすぎるリズム いつかきっと 全部消えてなくなるから 見えなくなる前に愛してくれ もう何回でも 中身はないまま そう何回でも 向こう側 賑やかそうに 響け変な歌声 街の中で しけた面のまま早く火を灯せ ねえ聴こえるだろう でたらめなコーラス いつかきっと 全部消えてなくなるから 見えなくなる前に愛していよう もう何回でも でたらめなままで そう何回でも 向こう側 手を振るみたいに