風のみぞが知る 水の奥底に沈んでる 冷たくないゆりかごで眠ってた 決まりのない姿で生まれて 何を求めるのか 揺られては腑に落ちて いつか見てた記憶の隅の 蝋燭の火のように 静かに燃えながら ゆらゆら舞っている 内省 君はいつもどうしたいんだよ 風 吹けよ もっと もう帰る場所はない 誰も知らない土地へ 風のみぞが知る ありのままじゃいられない僕らは 風の中で姿を変えてきた 三億年繋いできたもの 滅びてしまったもの ゆらゆら揺れる 胸の奥のゆりかご 追い風 このままじゃいられないんだ 翅 広げろ もっと ちぎれそうなくらいに 誰も知らない僕へ 風のみぞが知る