風に 気紛れな風に 心 折られて 恋が終わる 何故 抱きしめても 目を見つめても 手を取っても 何かが不安になるの 何故 ケンカしても 朝 泣いてても 声あげても 微笑んで 許しあえるの 夏の終わりに ひまわりの迷路で 何度もキスをしたのに 二人は 風に 気紛れな風に 心 折られて いつか恋が やるせない恋が 終わることさえ 願っている 空 見上げること ずっと忘れてた ただ ひたすら 愛され 生きてゆこうと 赤い土が乾く 島を旅した 思い出すのは匂いだけ 二人は 夜に いじわるな夜に 心 盗られて いつか恋が 間違えた恋が 消えてゆくのを 夢見ている 後ろ手に 隠したのは 花束なの ナイフなの 風に 気紛れな風に 心 折られて いつか恋が やるせない恋が 終わることさえ 願っている 夏がまた来る…