久しく涸れた くちびるに 憂いの酒を ひとしずく 仰げば星の またたきが 別れたひとの 瞳に見えて ああ 旅に合うなら草枕 夢も そよ吹く風の中 抱いて 語るも愛ならば 遠く離れて想うのも また 愛なのだと 言うも恥ずかし 波打つ胸に 思い出の 小舟を浮かべ 流しても 目尻を伝う 涙には あの日の情熱のひとかけら ああ 言葉たどれば 月明かり 歌も傾く夜の中 すがり付くのも 恋ならば 少し邪険に 放すのも また 恋なのだと 言うも恥ずかし ああ 言葉たどれば 月明かり 歌も傾く夜の中 すがり付くのも 恋ならば 少し邪険に 放すのも また 恋なのだと 言うも恥ずかし