寂しげな空 うつろう心 たゆたう水面 白い吐息 君の心は とてもまっすぐ 私の心は 君を見てる 走り続ける気力は無くて 肺が冷たさで満たされて 世界はどこまでも続いてて 私の身体はちっぽけで 冬はつとめて澄み切って しゃんとしなくちゃと身構えて 君に思いを届けたくて 冬の空はどこまでも青くて その先の宇宙まで続くんだ 冷えた手を空にかざして 太陽に照らされたい 霜降りた地面 飛行機雲 冷たいポスト 電信柱 君の心は 凛としていて 私の心は 空と君だけ 止まって休む勇気は無くて ほっぺたが紅くて冷たくて 君の笑顔が暖かくて 私の身体は溶かされて 冬はつとめて澄み切って 凍った水溜まり踏みつけて 私は何だって出来るんだ いっしょにいてほしい。 冬の空はどこまでも青くて 宇宙が私を囲んでいるのだ 世界の先まで輝いていて 私はただそこにいたい 君のそばで一緒に笑う この瞬間が全てだった