2人の思い出は 素敵な呪いだね 四方を壁に囲まれて 抜け出せない あの頃描いていた 生活はほど遠い 丸まった背中に 羽なんか無いから ほら鳥たちが 連なって消えてく オレンジ色の夕空に 見えなくなっていく 「僕は生きていくよ 誰も愛せないけど」 「僕は生きていくよ 君を許せないけど」 本当は興味ない 自分にも他人にも このままここにいたらずっと 安心さ 旅客機を模した 雨雲が滲んでいく 二度と手が届かない場所 ただ僕は思い出す 「僕は生きていくよ 空は飛べないけど」 「みんな生きているよ 僕なんて忘れて」 「生きていくよ 二度と笑えないけど」