日が傾いて街灯達が 黄昏に気がつく ためらうように家路につく まばらな影 あの踏切を横切る風が 君を思い出させる 急行列車が駆け抜けて 途切れてく甘い記憶 望んだことのどれだけを 夏の終わりに置いてきたんだろう きっと君は涙隠してた いつかのモノローグが 波に漂ってる ビルの姿が夜にまぎれて 浮かび上がる窓に 何気なく過ごしたあの日々を ガラにもなく映している サヨナラも言えないままで 時の流れに身を任せている 僕はまだ言葉捜してる 夏のモノクロームに 西の空の夜間飛行 星を結んでく 遠くで待つ人の願いを 一つずつ数えるように 影をのばした夕暮れに 僕らは何処を見つめたんだろう 越えられなかった道がある かけがえのない時の中 大切なこと言いそびれている 無くして気付く想いがある いつかのモノローグが 波に漂ってる 君へのモノローグが