ああ ゆらめく かげろう 真昼の風も止まる廃跡の街 白い壁と柱だけ 草原にたたずむ ああ わたしの瞳を つきさす 抱き合う石の彫刻 はるかな昔の恋も 今と変わらないわ この丘に立って風に吹かれていたい そう海が見えるから どうして独り ここへ来たのかしら あなたをもう探せないのに ああ忘れていたのに あの日がまた心に影を映す この空の彼方には まだあなたがいるから この丘に立って風に吹かれていたい そう海が見えるから どうして独りここへ来たのかしら あなたをもう探せないのに ああ忘れていたのに あの日がまた心に影を映す この空の彼方には まだあなたがいるから