今 彼女の瞳には彼の笑顔 またあの花が咲いている 嵐を誘うように 何かを思い出す気がした 煙をくゆらせて 波描いてよ ねぇ ダンスはいかが 得意なんでしょ カーテンが日に焼けて嬉しそうね 言葉にできなくて 外を見てた 言葉にならなくて飛行機を見てる 見て この壁は奇麗ね お城の模様 隣のラジオが変わる ワルツのチャンネルに 全てを間違えた気がしたの 神様 怒らせてみてもいいんじゃない 神様 怒らせて 逃げたりしたらどう 空からニワトリが降ればいいのに このままこの部屋が舟になれば 今 彼女の瞳には彼の笑顔 でも彼女が見ているのは 春の彼方