立ち昇るGOLDEN BATの匂い 目にしみるGOLDEN BATの煙 深夜2時過ぎ 眠気も覚めて 鉄色の街を見下ろす 立ち昇るGOLDEN BATの匂い 目にしみるGOLDEN BATの煙 思考の海の はるか深くに 誰かの面影をみる ゆらりゆらり漂って じわりじわり消えてゆく 灰皿の中 くすぶる光 汚れた部屋を照らしだして 青い煙の 昇る分だけ 思考はどこかへ沈んでく 瞳をとじたら 見えてくるのは どこか忘れた場所 この部屋にうかぶ 煙のように 記憶はとけて またひとつ 忘れて あとに残るのは こべりついた煤だけ 灰皿の中 くすぶる光 俺の孤独を照らし出して 青い煙の 登る分だけ 夜の終わりが近づいてくる 立ち昇るGOLDEN BATの匂い 目にしみるGOLDEN BATの煙