幻を掴むようなその声が聴こえたら 溶かしまやかしおかしな場所へ 扉を開けたならさあ 虹の橋の向こうに 幻を見せるように透き通るその声は 誰も知らない不思議な秘密 ソウルピリポネ パラポネピネラ とても静かな場所の朝を忘れた空を 起こしてあげようとつついたら 空がひっくり返っちゃった 銃撃された月はぼろぼろになった顔 見せないように隠してた 落ちた星触り火傷して 飛び出た火の玉が瞬いてはじけた 幻を見せるようにこだまするその 声は 笑い浮かべて空中浮遊 雲の上から監視をするよ いくばくも無い地面はいつまでも 平行線 なにもできないそこにいるだけ 君の名前は パラポネピネラ うたたねの走馬灯に灯す回り灯籠 忘れてしまわぬように 永遠を海に川に漬け込んだ 透明になってしまった ふやけて死んだ明日は 見えない血を流していた 焦がれて日も暮れた夜もすがら 爛れた日の跡に驚いては逃げた 飛び回る多次元を 謳歌する肉体は されど腐れどやれ毒されど 最後には皆土になるだけ からっぽの空洞にこだまするその 声は 命知らずの真心知らず ソウルピリポネ パラポネピネラ 君が先にあの世に行ったなら 亡骸を飾りお祭りしよう 輝きもしないでと悲観するその声は 悲鳴に押しつぶされて消える 落ちた星から火が出て君の身体を 燃やした 幻想を壊しては 突き刺さる流星群 昨日知ってた知らない人の 揺れるバスから手だけが見えた 幻を見ていたいその声は届かずに きっといつまで助かりやしない みんな見捨てた パラポネピネラ 踏み潰された パラポネラ