街灯りに振り回されて 何が僕を惑わせるんだろ 足がつかない夜を泳いで あともう少しこのままで居たいから 単純な思いを紛らわせて あなたの笑顔で溺れる僕 委ねた身で飛沫を あげて溶けてまた夜を舞って どんな言葉で満たされたって 何が僕を惑わせるんだろ 息が続かない夜を泳いで あなたの寝顔で溺れる僕 委ねた身で鼾を あげて溶けてまた夜を舞って 瞬く態度の不安定さを 缶のビールで誤魔化して 生きた今日を忘れない様に 二度と戻れない気がするから 朝が来るまで夜の一部に なってくぐもった視界の中 街ゆく人のバタ足を見て きっと不安でさえ掻き消す 無心さに溺れた日の事を 忘れない様に