雨に煙る ハイウェイ抜けながら 「私に似合いの旅立ちね」 あなたはふと つぶやいた 会社を辞め 恋人も残して 繰り返す日々と引き換えに チケットが一枚 こだわりを越えられなくて 月並みを許せないまま 抱えていた激しさに あなたは自由の翼をつけたの 小さな飛行機 まぶしげに見上げた その瞳に マイ・フレンド 何を映してるの 見かけほどに 強くなかったのと 別れ際に 何か言いかけ ほほえみで止どめた 大事なことはいつだって 最後の最後に話すの 昔からの悪いクセ ゲートの向こうで手を振る あなたは 「幸福はただの 情熱のいねむり」 口ぐせだった マイ・フレンド さよならは言わない 人は誰もみな 同じじゃいられない 平凡の強さ気付かず 生きてゆく