先週買った雑誌が いつまでも読めるなんて 思わないでね この世界は簡単に嘘をつくから 感覚だけは信じてあげてね 亜麻色の髪が囁くたびに 少しブルーな気分なるの この坂をくだってあの角を曲がれば すぐにたどり着くさ 世界征服なんてやめた 思ってもいない言葉を吐いて なんとなくで生き延びた意味が 今更何になる 世界征服なんてやめた 思い通りにならない日々に 糞食らえと唾を吐きかけて 今更走り出す 僕たちは上気したポエトでしょう 精神は炎煙に恋をしている 少年の先見の声を かき消した爆撃を忘れてしまうなよ 世界征服なんてやめた 疲れきって突っ伏した夜を 吐き気だって抱きしめた朝を 今更確かめる 世界征服なんてやめた 思い通りにならない日々に くだらないと唾を吐きかけて 今更走り出せよ 命の一滴を 魂の輪郭を 優しくなぞって 叫ぶ方に、灯る方に、走り出せ