あなたのせせらぎへと 舞い落ちる彩(いろ)になった 尖(とが)った過去も穿(うが)つ眼差しに 護(まも)られ ここへ… 同(おんな)じ覚悟に 波間を駆けた 出逢いの日記 めくるたび 遠ざかる追憶(おもいで)は 哀しみも憧れに染め変えた 愁い、はしゃぎ ふたり刻(しる)した 時が運んだ贈り物 優しい 激しい 季節を抱いて そっと栞(しおり)を挟んだ 今もあなたを感じる 道標(しるべ)ない空を往(ゆ)く 瑠璃(るり)色に染まる風は 何もかもを見届け この途(みち)を開いてくれた 消えない願いに 連れ添う影が 不安な心 映しても あなたからはじまった物語 どこまでも羽ばたいた 全部、全部 ふたりつないだ 甘く切ない贈り物 波の声が あなたを語る… 花の栞に綴れば 明日もまぶしく色づく 強く、脆(もろ)く ふたりで生きた 光りさざめく贈り物 一度きりを 重ねた季節… そっと栞を開けば いつもあなたに出逢える