暖かい日差しにそっとキスをした 今日からの掟をちゃんと読み返して 願いが叶わないなら 偽物はいらない 甘くて柔らかい本物だけを あなたに逢うまでは ひどく憎く、狭いところにいたのに 今こんなに 陽の光を浴びているなんて この別れがせめて最後なら良いのに 何色とも違うあの日の気持ち 占いが二人を離れさせようとしても 水々しく上質な思い出だけを 時は流れていく 陽が沈む寂しさを噛み締めて あくまでもあなたの瞳を見ている 何故ふとした瞬間に 遠い過去を思い出す 口癖を、体温を、寂しさをさえも あなたに逢うまでは ひどく憎く、狭いところにいたのに 今こんなに 陽の光を浴びているなんて あなたに逢うまでは ひどく憎く、狭い深い悲しみ 抱きながら 浅い眠りで泣いていたのに