夏を匂わせる空に あかりが灯る 祭りの音に酔わされて 素直になってみる どこにいても いつなんどきでも 君のことを思い出してしまう 純真で無垢を傷つけるくらい まっすぐな恋 花火が落ちていく ここに君がいる 一瞬なのに永くて遠いね 全てが止まって見えた すぐに消えてしまう ずっとここにいたいのに 目を開けたらもう どこにもないの ただ溶けていくのを待つ 君が僕に残した夏 君といる何もかもが 泡になる前に 透き通ったラムネ瓶にとじこめたい 仕草と匂いと笑った顔 焼き付いて 心が溢れるから 大人になっても感情だけは 幼いままだ 花火が落ちていく ここに君がいる 一瞬なのに永くて遠いね 全てが止まって見えた すぐに消えてしまう ずっとここにいたいのに 目を開けたらもう どこにもないの ただ溶けていくのを待つ 君が僕に残した夏 あぁ すべてがどうでもよくなる またあの夏にかえりたい 惹かれ 大輪の雫 ふたり、空と染まる 一瞬の音が脈を打つ それは全てを奪って逃げた 忘れられないものは ずっとここにあるのに 手を伸ばしたって 掴めないの ただ溶けていくのを待つ 君が僕に残した夏