新しい夜を走る列車に乗って 街灯の明かり ぽつりぽつりと光る 君の顔 思い浮かべて 予想通りにならないように 寄り道してみた 夏の終わりが揺らした空気を もっと重ねて味わいたいな 君に隠したアイスクリーム ちょっとなんだか本当の終わりさ 古びた建物 気づいたら壊されて 男たちの声 ドンドンと組み立てていく 寝返りをうった時には君はいない 動物もいない ただ一人だけさ 秋のはじまり 透明な冷気を もっと束ねて味わいたいな 君に隠したアイスクリーム ちょっとなんだか本当の終わりさ 夢の中をかき分けて 本当は隣の君だけを見つける 夏の終わりが揺らした空気を もっと重ねて味わいたいな 君に隠したアイスクリーム ちょっとなんだか型崩れでも 秋のはじまり 透明な冷気を もっと束ねて味わいたいな 君に渡したアイスクリーム ちょっと涙が溶けて日々が滲む