移りゆく街の影 窓越しの光 礫を打つ子供の声 耳澄まし 我慢くらべの日々 譲れないとね 美化されていく昔話 拭えぬ香り 寒空がつたう毛布の中 賑やかなはしゃぎ声 大きく見えていたあの頃も 今では私しか残っていない想い 明日には僕も大人になって いつの日のことだって 忘れてしまうから もうすぐ終わる情景を あと少しだけ見つめさせてね 佇む都会の庭 静かな木漏れ日と 連れ出した良い思い出を 上壁に映す 明くる日の朝には僕も大人になって いつの日のことだって 忘れてしまうから 今美しい情景を あと少しだけそっとさせてね 今美しい情景を あと少しだけそっとさせてね あと少しだけ見つめさせてね あと少しだけささやいてね