消しゴムが転がれば 笑えた俺たちも 分厚い教科書に挟まって 笑えなくなって 棒切れを振り回せば 遊べた俺たちも 電波の海ではぐれて 戻れなくなって 飛行機雲の下 用水路を流れた 約束だけは 微笑むから いつかこの両眼が 淀んで腐ったなら あの日の黄金銃で 撃ち殺してくれ 掌を重ねれば 分かり合えた俺たちも 小さな嘘を重ねて 分からなくなって 口笛を吹き鳴らせば 進めた俺たちも デカイだけの声に飲まれて さぁ前へ習え 始発待ちの屋根の下 コンクリートを撫でた 約束だけは 輝くから いつかこの両眼が 淀んで腐ったなら あの日の黄金銃で 撃ち殺してくれよ いつかこの両手が 明日を手放すなら あの日の黄金銃で 撃ち殺してくれ